松田優作【それから】あらすじ・ネタバレ・感想まとめ

1985年に公開された夏目漱石原作の文学作品を映画化作品「それから」。

松田優作さんと「家族ゲーム」(1983年)でタッグを組んだ、森田芳光監督が再びメガホンを取られた人間の欲と深い闇が描かれているとても厚みのある内容です。

そんな「それから」のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめました

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松田優作主演【それから】のあらすじ・ネタバレ

まずはじめに劇場予告編の動画をどうぞ^^

では、あらすじ・ネタバレです。

長井代助(松田優作)は東京帝国大学を卒業したエリートにも関わらず、三十過ぎで未だ定職に就かず、実家からの仕送りで読書や演奏会等を楽しむ日々を過ごしていました。

彼の友人・平岡常次郎(小林薫)は代助とは対照的に、京都の銀行に勤めています。

彼等の知人・菅沼(風間杜夫)の妹・三千代(藤谷美和子)と常次郎が結婚します。

しかし、二人の子供は生まれてすぐに亡くなったうえ、三千代も心臓を悪くしてしまいます。

更に常次郎が部下の金を横領した責任で銀行を辞めており、代助のもとを訪ねて、仕事の斡旋を依頼します。

そんな代助がある日、三千代のもとへやって来ます。

以前より三千代に好意を抱いていた代助は、相変わらず美しい三千代を見て心奪われます。

夫婦生活の事で三千代から借金をお願いされた代助は、兄・誠吾(中村嘉葎雄)へ借金と(常次郎の)仕事の斡旋を申し出るも断られてしまいます。

それでも、誠吾の嫁・梅子(草笛光子)からお金を借り、平岡夫妻へ渡す事ができました。

しかしそんな代助の行動とは裏腹に、子供が無くなって以来、平岡夫妻の仲は良くありませんでした。

漸く新聞社へ就職できた常次郎でしたが、妻・三千代の思いが別の男にあり、心が荒れ芸者遊びに走ってしまいます。

一方の代助も、以前より勧められていた佐川家の見合い話を断り切れず、参加する事になります。

その見合いには、実家の会社の裏事情が関与し、代助の父・徳(笠智衆)と兄・誠吾が代助を相手側の資産家令嬢(美保純)と結婚させて丸く収めようという策が込められていました。

しかし、愛してもいない女性との結婚を考えられなかった代助は、その後も度々、三千代のところを訪ねます。

今後の事について中々踏ん切りがつかない代助は、遂に『あなたが必要だ』と三千代に告白すると、三千代は代助の思いを受け入れます。

そのうえで、代助は常次郎に会い『三千代をくれないか』と申し出ると、常次郎は承諾したうえで代助との絶交を言い渡します。

更に怒った常次郎は、自分の妻を奪った代助の事を、彼の父と兄に手紙に知らせてしまいます。

代助は、その事が事前に知られたうえで、親兄弟から勘当されてしまいます…。

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それからにまつわるエピソード

俳優の白竜さんが、松田優作さんと殴り合い寸前の喧嘩となったエピソードを語りました。

映画「それから」のパーティーに白竜さんが出席された時の事。

この映画は『文部省推薦』により子供も見られる内容として評価され、その事に白竜さんも『よかったですね』と話しました。

しかし(同席されていた)優作さんは、『子供が観る』事があまり嬉しくなかった様です(レベルの低い作品と評価されたからではないでしょうか?)。

そして“お前もそんなこと言うのか!”と殴り合い寸前の言い争いにまで発展したとの事です。

そこへ『国体へ出たサッカーのゴールキーパー』をしいたという、(白竜さんの)関係者方が止めに入り、どうにか事態は収まりました。

しかし白竜さんは、優作さんとは『ここで絶交』という事でその場を出たそうです。

1年後、内田裕也さん出演映画のパーティーに行った時も優作さんが同席していました。

白竜さんが一足先に帰ろうとした時、優作さんが背後からやって来て『オレはしつこいからな』と話し掛けて来たものの、(互いに頑固だった故)連絡を取らずに別れてしまいます。

数年の月日が流れ、白竜さんが北野武監督作「その男、凶暴につき」(1989年)に出演した時、優作さんから『たけしさん、いいだろ?一回紹介してくれよ』と声を掛けられたのが、最後に会話を交わした時だったそうです。

もし優作さんが現在もご健在でしたら、北野武監督作品の出演や白竜さんとの共演も実現していたかもしれませんね⁉

それからの感想

文学作品だけに内容的に硬い作品かなと思って観たら、優作さんをはじめとするキャストの方々の演技もあり、とてもテンポのある人間ドラマとして楽しめました。

この作品では、イッセー尾形さん、風間杜夫さん、森尾由美さんといった、ブレイクしたて(当時)の方々姿も観られるので新鮮さを覚える作品でもあります。

後に「深夜食堂」で人気を集める小林薫さんも、この頃から印象深い演技だったと思われます(そうかと思えば、同じ森田芳光監督作「そろばんずく」(1986年)でのコミカルな演技も強烈でしたが…)。

まとめ

以上で「のあらすじ・ネタバレ・ロケ地・感想まとめ」を終わります。

夏目漱石の文学作品を見事に映像化した映画です。

明治時代の煌めきを活かしつつ、原作の雰囲気を見事に活かしています。

森田芳光監督の才能を感じることができる作品です。

松田優作さんの演技ももちろん、周りを取り巻く人たちの演技、セリフ回しも秀逸です。

原作が好きな人ならぜひ一度は見ておくべき名作映画です。

松田優作主演【それから】の動画を無料でフル視聴する方法

2019.06.07

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